今回スズメバチが発生したのは、室外機の中!

室外機といってもいわゆるご家庭においてある、横穴式の白いやつではなく、古い室外機。上に穴が開いており、そこからハチがぶんぶんと出たり入ったりしていました。ハチの種類はキイロスズメバチ。6月ということもあり、まだ引っ越し前の群れでしょうか?キイロスズメバチは3月4月頃から営巣を始めて7月頃に一斉に引っ越しをします。皆さんがテレビなどで見る大きなハチの巣のイメージはこのキイロスズメバチの巣ではないでしょうか。キイロスズメバチは、6月頃まで隠ぺい空間などでひっそりと巣とハチの数を増やしていきます。そして7月の声を聴くとともに外に飛び出して軒下などの高くて見晴らしの良いところに引っ越してきます。瞬く間に巣を大きくしますので3連休を留守にしただけなのにバレーボールサイズになっていたケースもあります。

さて、今回のスズメバチはというと、近づくと室外機の奥の方へと入っていきますので中の方に巣があるだろうと見当を付けて、室外機の蓋を開けてみると、室外機の中は仕切りが入っておりその奥へと入っていきました。そーっと中を覗くと…ありました。直径20センチほどになったキイロスズメバチの巣です。

中からは、蓋をどけられたことに違和感を感じたスズメバチが数匹巣の外へ這い出してきています。ハチたちをこれ以上刺激しないようにそーっと巣穴を塞ぎ、薬剤を注入します。

中で暴れ回るハチの音がしばらくして落ち着くまでの間、外にいるスズメバチをとらえていきます。専用のハチ取りグッズを利用してとらえていきます。外のハチが落ち着いてきたら、巣の撤去に取り掛かります。さっと袋をかぶせて、巣と室外機を取り外していきます。

駆除依頼から大体15分程度で作業完了です。去年のキイロスズメバチの巣は高所に50センチほどの巣の撤去に1時間程度時間を要したのですが、今回はスムーズに完了出来てよかったです。