伊東市の会社倉庫で、約7mの高さにある軒下へ作られた大型のキイロスズメバチの巣を駆除しました。今回特に驚いたのは、お客様によると約3週間ほどで巣ができたということです。確認した巣はすでに40cm以上あり、高所で多数の蜂が活動する危険な状態でした。
結論からいうと、夏のキイロスズメバチは短期間でも巣が急速に大きくなることがあります。今回は周囲の安全を確認したうえではしごを使用し、ロングノズルで巣を制圧して撤去しました。作業後は巣の跡をきれいに取り除き、同じ場所が再び利用されにくいよう忌避剤を噴霧しています。
今回の現場
今回伺ったのは伊東市にある会社の倉庫です。倉庫の軒下にスズメバチの巣ができていることに気付き、ご相談いただきました。
現場で確認した蜂はキイロスズメバチ。巣は1個で、大きさは40cm以上ありました。さらに問題だったのが高さです。巣が作られていたのは地上から約7mの位置で、簡単に手を伸ばせるような場所ではありませんでした。
現場情報
- 作業日:2026年8月27日
- 地域:伊東市
- 蜂の種類:キイロスズメバチ
- 巣の大きさ:40cm以上
- 巣の場所:会社倉庫の軒下・約7m
- 建物:倉庫
- 巣の個数:1個
- 作業時間:30〜60分
お客様が特に驚かれていたのは、巣ができるまでの早さでした。お話では3週間程度で今回の状態になったとのこと。現場で確認した巣はすでに40cmを超えていたため、かなり早いスピードで大きくなった印象です。
キイロスズメバチは働き蜂の数が増えてくると、巣の拡張も進みます。特に夏場は蜂の活動量が増える時期なので、「少し前まで何もなかったから大丈夫」とは言い切れません。今回のように、気付いたときにはかなり大きな巣になっていることがあります。
駆除で最初に確認したのは、巣そのものだけではなく周囲の安全です。約7mの高所で作業するため、蜂への対策と同時に、はしごを使用する作業として安全に近づけるかを確認する必要があります。
安全を確認したあと、はしごを使って巣の近くまで上がりました。ただし、大型のキイロスズメバチの巣へ不用意に接近するわけにはいきません。距離を確保した状態からロングノズルを使用し、巣を制圧してから撤去作業を進めました。
巣を取り除いたあとは、軒下に残った巣の跡もきれいに除去しました。そして同じ位置へ忌避剤を噴霧し、再び蜂が営巣場所として利用しにくい状態にして作業完了です。
作業時間は30〜60分ほどでした。今回、現場でもう一つ気になったのが、この巣がどこから来た群れなのかという点です。キイロスズメバチでは、営巣途中で群れが別の場所へ移動することがあります。
約3週間という短期間で大型の巣が確認されたこともあり、近くに元になった巣がないか探したいところでした。周辺も確認しましたが、今回は本巣と思われる場所を見つけることはできませんでした。今見えている巣だけではなく、周囲の蜂の動きまで考える必要があると感じた現場です。
なぜ倉庫の高い軒下に巣を作るのか
倉庫の軒下は、蜂にとって巣を維持しやすい条件がそろうことがあります。屋根によって雨を避けることができ、建物の形状によっては強い風や直射日光の影響も受けにくくなります。
今回の巣は約7mという高い位置にありました。人が普段仕事をしていても、これだけ高い場所へ日常的に近づくことはほとんどありません。そのため、地上では人の出入りが多い倉庫でも、高所の軒下は蜂からすると比較的邪魔されにくい場所になります。
さらに高所は巣の発見が遅れやすい場所です。40cm以上まで成長していても、地上から見上げる角度や建物の構造によっては分かりにくいことがあります。蜂の気持ちになれば、雨を避けられて人も近づきにくい軒下は、巣を作る候補になりやすい場所です。
今回のキイロスズメバチの特徴
キイロスズメバチは春に女王蜂が巣作りを始め、その後、働き蜂が羽化すると巣の拡張が進んでいきます。初期巣の段階では小さくても、働き蜂が増えてくると巣作りに参加する蜂も増え、成長するスピードが上がります。
今回の作業日は8月27日です。お客様のお話では約3週間程度で巣ができたとのことでしたが、現場ではすでに40cm以上まで成長していました。短期間でもここまで大きな巣が確認されるという点は、夏場のキイロスズメバチを考えるうえで重要です。
注意点
高所に大型のキイロスズメバチの巣がある場合、自分ではしごへ登って確認したり、長い棒で巣を落とそうとしたりするのは危険です。蜂への対応だけでなく、高所で蜂に反応した際の転落にも注意する必要があります。
放置するとどうなるか
キイロスズメバチの活動中の巣は、時期によって働き蜂が増え、さらに大きくなる可能性があります。今回のように短期間で40cm以上になったケースを見ると、「高い場所だからしばらく様子を見よう」と放置するのはおすすめできません。
特に会社の倉庫では、従業員や車両、荷物などの出入りがあります。巣が7mの高さにあったとしても、蜂は餌を探すため地上付近まで飛んできます。必要以上に恐れる必要はありませんが、働く場所で多数の蜂が活動している場合は、巣へ刺激を与えないよう注意が必要です。
再発防止
今回の再発防止では、巣を撤去したあとに軒下へ残った巣の跡をきれいに取り除き、その場所へ忌避剤を噴霧しました。
過去の巣の一部を残したままにせず、営巣されていた場所を一度きれいにしたうえで、蜂が再び寄り付きにくくするための処置を行っています。
今回のような倉庫では、今後次のような点を確認すると早期発見につながります。
- 春から軒下や屋根周辺を定期的に確認する
- 高所へ蜂が繰り返し出入りしていないか見る
- 以前巣が作られた位置を重点的に確認する
- 駆除後も周囲で大量の蜂が活動していないか観察する
今回は近くに別の本巣がないかも確認しましたが、見つけることはできませんでした。そのため、駆除後も周辺で蜂が特定方向へ頻繁に飛ぶようであれば、その飛行方向を確認することが一つの手がかりになります。
伊東市の環境と蜂
伊東市は住宅地や事業所の周辺にも自然環境が残る地域です。樹木や昆虫などがいる環境では、キイロスズメバチが餌を探しながら建物周辺へ飛来し、条件の良い軒下などを営巣場所として利用することがあります。
倉庫や工場は建物自体が大きいため、地上から見えにくい高所の軒下や屋根周辺に死角が生まれやすいことがあります。普段は人が近づかない場所だからこそ、営巣が始まっても発見が遅れる可能性があります。
今回のように短期間で大型巣が確認されることもあるため、夏に一度確認するだけではなく、春から定期的に建物の上部を目視しておくことが重要です。高所へ登る必要はなく、地上から蜂の出入りを見るだけでも異変に気付くきっかけになります。
今回学んだこと
今回の現場で一番印象に残ったのは、やはり巣が作られるスピードです。お客様のお話では約3週間程度。それにもかかわらず、現場で確認したときには40cmを超える大型の巣になっていました。正直、あっという間に作られたという印象です。
また、キイロスズメバチでは目の前の巣だけでなく、周囲の状況まで考える必要があります。今回は近くに本巣がないか探しましたが確認できませんでした。一つの可能性だけで判断せず、蜂の種類や巣の成長速度、周囲の飛行状況まで見ることが重要だと改めて感じた現場でした。
よくある質問
Q. キイロスズメバチの巣は3週間ほどで大きくなることがありますか?
今回の現場では、お客様のお話で約3週間程度だったとのことですが、確認時には40cm以上ありました。夏は働き蜂が増えて巣の拡張も進むため、短期間でも状況が大きく変化することがあります。
Q. 7mほどの高い場所でもスズメバチは巣を作りますか?
作ることがあります。高所の軒下は雨を避けやすく、人が日常的に近づきにくいため、営巣場所として利用されることがあります。今回も倉庫の約7mの位置に大型巣が作られていました。
Q. 高所の巣を自分ではしごで取るのは危険ですか?
蜂への対策に加えて転落の危険があります。特に大型のスズメバチの巣では、近づいた際に多数の蜂が反応する可能性があります。高所では逃げる動作そのものが事故につながるため注意が必要です。
Q. 巣を撤去したあとの跡はそのままでいいですか?
今回は巣の跡をきれいに取り除いたうえで、その位置へ忌避剤を噴霧しました。過去に営巣された場所は翌年以降も確認し、春から蜂の出入りがないか見ておくと早期発見につながります。
Q. キイロスズメバチは別の巣から移動してくることがありますか?
キイロスズメバチでは、営巣途中でより広い場所などへ群れが移動することがあります。今回は近くの本巣も探しましたが確認できませんでした。駆除後も大量の蜂が特定方向へ飛ぶ場合は周囲の状況を見る必要があります。
まとめ
今回は伊東市の会社倉庫で、約7mの高さにある軒下へ作られた40cm以上のキイロスズメバチの巣を駆除しました。お客様によると約3週間程度でできたとのことで、短期間で大型化していたことが印象的な現場でした。
周囲の安全を確認してからはしごで近くまで上がり、ロングノズルを使用して巣を制圧・撤去。最後に巣の跡をきれいに取り除き、同じ位置へ忌避剤を噴霧して再発防止を行いました。
今回のポイントは、夏のキイロスズメバチでは短期間でも状況が大きく変わることです。特に倉庫の高所は普段確認する機会が少ないため、巣そのものだけでなく、軒下へ繰り返し出入りする蜂がいないかを見ることが早期発見につながります。また、駆除後も周囲で蜂の活動が続く場合は、別の営巣場所がないか注意して観察することが大切です。
