今回は伊東市の民泊施設で、キイロスズメバチの引っ越し先となる巣(転居巣)の駆除を行いました。
現場は景色の良いテラスからよく見える場所で、宿泊されるお客様の目にも入りやすい位置でした。
巣は建設途中でしたが、多くの働き蜂が集まり、急ピッチで巣を大きくしている最中でした。早い段階で発見できたことで、大きな巣へ成長する前に安全に撤去することができました。
今回の現場
今回ご依頼いただいたのは、伊東市にある民泊施設のオーナー様からでした。
「テラスから見える場所に蜂がたくさん飛んでいて、お客様にも見えてしまうので早めに対応してほしい」とのご相談でした。
現場へ到着すると、景色の良いテラスの近くには、キイロスズメバチの巣がはっきりと確認できました。
宿泊されるお客様が景色を楽しむ場所からも見える位置だったため、安全面だけでなく施設の印象にも影響する状況でした。
巣の状態を確認すると、これはキイロスズメバチの引っ越し先となる巣と判断しました。
キイロスズメバチは春に作った巣が手狭になると、夏により大きな巣へ引っ越す習性があります。
今回見つかった巣も、まさに急ピッチで建設が進められている最中でした。
作業を開始するため、はしごを掛けて巣へ近づくと、予想以上の反応がありました。
近づいただけで大量の働き蜂が一斉に巣の外へ飛び出し、完全に警戒モードへ入ったのです。
このまま作業を続ければ、一気に襲われる危険があると判断しました。
現場では「急ぐこと」より「安全に終わらせること」の方が重要です。
そこで一度はしごから降り、蜂が落ち着くまで待機しました。
少し時間を置くと蜂の動きが落ち着いてきたため、改めてはしごへ上がり、一気に巣へ薬剤を処理しました。
巣の中にいた蜂を制圧したあとも、まだ作業は終わりません。
巣の外には約30匹の働き蜂が飛び回っていたため、スプレーと粘着シートを併用し、一匹ずつ確実に処理しました。
最後に巣を取り外し、建物全体へ忌避剤を散布して作業を完了しました。
本巣についても確認しましたが、建物は比較的新しく、敷地内に本巣を作れるような場所は見当たりませんでした。
そのため、本巣は周辺の山林など敷地外にあり、今回の巣は引っ越し先として作られていたものと判断しました。
現場では無理に作業を進めず、一度距離を取る判断をしたことで、安全かつ確実に駆除を終えることができました。
なぜこの場所に巣を作るのか
キイロスズメバチは、雨風を避けられ、人の出入りが比較的少ない場所を好みます。
今回のテラス周辺は屋根があり、見晴らしも良く、蜂にとって外敵を見つけやすい環境でした。
さらに伊東市は山林が近く、餌となる昆虫も豊富です。
こうした条件が重なり、引っ越し先として選ばれた可能性が高いと考えられます。
今回の蜂の特徴
キイロスズメバチは、日本で最も活動が活発なスズメバチの一種です。
- 春は女王蜂が一匹で巣を作る
- 夏になると働き蜂が急増する
- 巣が狭くなると新しい巣へ引っ越すことがある
- 警戒すると集団で巣を守る行動をとる
今回は近づいただけで多数の働き蜂が飛び出してきたことからも、非常に警戒心が高い状態だったことが分かりました。
放置するとどうなるか
転居巣は短期間で急速に大きくなることがあります。
働き蜂が増えるほど活動範囲も広がるため、人との距離が近い場所では刺傷事故につながる可能性も高くなります。
宿泊施設や別荘では、多くの方が利用する前に対応できることが理想です。
再発防止
今回は巣を撤去したあと、建物全体へ忌避剤を散布しました。
また、夏場は建物周辺を定期的に見回り、蜂が同じ場所を行き来していないか確認することも早期発見につながります。
特に7月から9月は巣の成長が早いため、小さな巣でも放置しないことが重要です。
伊東市で蜂が多い理由
伊東市は海と山が近く、自然が豊かな地域です。
森林や緑地が多いため昆虫も豊富で、キイロスズメバチにとって餌を確保しやすい環境が整っています。
別荘や宿泊施設も多く、屋根の下やテラス周辺など、巣を作りやすい場所が数多くあります。
夏は特に活動が活発になるため、普段以上の注意が必要です。
今回学んだこと
今回の現場では、はしごで近づいただけで大量の蜂が飛び出してきました。
正直ちょっと驚きましたが、無理に作業を続けず、一度距離を取った判断が安全な作業につながりました。
現場では焦らず状況を見極めることが、結果的に最も安全で確実な方法になると改めて感じた現場でした。
よくある質問
Q. キイロスズメバチは本当に引っ越しをしますか?
はい。夏になると巣が手狭になるため、新しい大きな巣へ移る「転居」が見られることがあります。
Q. 小さい巣でも危険ですか?
働き蜂が増え始める時期は、巣が小さくても警戒心が非常に強い場合があります。
Q. 本巣は探した方がいいですか?
現場の状況によります。今回は建物の状況から敷地外に本巣があると判断しました。
Q. 民泊施設では早めの対応が必要ですか?
宿泊される方が安心して利用できる環境を維持するためにも、早期対応がおすすめです。
Q. 蜂を見つけたら自分で駆除できますか?
スズメバチは警戒すると集団で攻撃することがあります。無理に近づかず、安全を優先してください。
まとめ
今回は伊東市の民泊施設で、キイロスズメバチの引っ越し先となる巣を駆除しました。
建設途中の巣でしたが、すでに多くの働き蜂が集まり、非常に警戒心の強い状態でした。
一度作業を中断して蜂を落ち着かせてから対応したことで、安全に駆除を完了することができました。
キイロスズメバチは夏になると活動が一気に活発になります。伊東市のように自然が豊かな地域では、住宅だけでなく宿泊施設や別荘でも巣作りが見られるため、蜂の出入りが増えたと感じたら早めに確認することが大切です。
