伊豆市で屋根裏にできた蜂の巣の駆除をご依頼いただきました。きっかけは外壁工事でした。工事業者の方が「屋根裏へ蜂が何度も出入りしている」と気付き、危険なため工事を進められないとのことでご相談をいただきました。
現場を確認すると、屋根裏にはキイロスズメバチだけでなく、モンスズメバチやドロバチも確認され、合計5個以上の巣ができていました。屋根裏という見えない場所だからこそ発見が遅れやすく、工事中に見つかるケースは決して珍しくありません。
今回は屋根裏から巣を直接駆除し、最後に侵入口となっていた換気口へ金網を設置して再侵入対策まで行いました。現場で感じたことも含めながら、今回の事例をご紹介します。
今回の現場
ご依頼いただいたのは伊豆市の戸建て住宅でした。外壁の補修工事が始まる予定でしたが、工事業者の方が屋根付近へ蜂が何度も出入りしていることに気付き、作業を中断されたそうです。
工事中は足場を組み、屋根や外壁へ近づくため、蜂の巣がある状態では作業員の方が刺される危険があります。そのため、お客様としても「工事が進まない」「危険な状態を早く解消したい」というお気持ちでご連絡くださいました。
現場へ到着して外から蜂の動きを確認すると、確かに屋根裏へ向かって出入りを繰り返しています。屋根裏へ巣があることはほぼ間違いないと判断し、室内から点検口を利用して屋根裏へ入りました。
屋根裏は想像以上に狭く、立って移動できるような空間ではありません。梁をまたぎながら慎重に進み、蜂の飛行ルートを確認していきました。
すると、キイロスズメバチだけではなく、モンスズメバチ、さらにドロバチの巣まで確認できました。同じ屋根裏で複数種類の蜂が利用しているケースは珍しくありませんが、それぞれ活動時間や行動が違うため、作業方法も慎重に考える必要があります。
特に今回注意したのはモンスズメバチです。モンスズメバチは暗い場所でも比較的よく飛び回るため、屋根裏では突然こちらへ向かって飛んでくることがあります。
屋根裏という限られた空間では逃げ場がありません。蜂との距離も近くなるため、通常の屋外作業以上に慎重な判断が必要になります。
まず蜂の位置と巣の配置を確認し、順番に薬剤を使用して制圧しました。屋根裏では無理に巣を引っ張ったり壊したりすると蜂が一斉に飛び出すことがあります。そのため、一つずつ確実に蜂の動きを止めながら作業を進めています。
すべての蜂の活動が落ち着いたことを確認してから巣を撤去しました。確認できた巣は5個以上あり、屋根裏全体を利用して営巣していた状態でした。
最後は外へ回り、蜂が利用していた換気口へ金網を設置しました。巣を撤去しても侵入口がそのままでは、新しい女王蜂が翌年以降に利用する可能性があります。そのため、駆除だけで終わらせず、侵入口対策まで行うことが重要です。
工事業者の方にも状況をご説明し、安全を確認したうえで工事を再開できる状態となりました。お客様も「これで安心して工事をお願いできます」と安心されたご様子でした。
なぜ屋根裏に複数の蜂が集まったのか
屋根裏は蜂にとって非常に魅力的な環境です。雨風を避けられ、天敵も少なく、人の目にも触れにくいため、毎年さまざまな蜂が利用することがあります。
今回の現場では、換気口から屋根裏へ出入りできる状態になっていました。外から見ると小さな開口部ですが、蜂にとっては十分な侵入口になります。
また、屋根裏は一年を通して比較的温度変化が少なく、巣作りに適した環境です。そのため、一種類だけではなく、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、ドロバチと複数の種類が利用していました。
現場でよく感じることですが、一種類の蜂を見つけたからといって、その種類だけとは限りません。屋根裏のような閉鎖空間では、複数の蜂がそれぞれ場所を分けて営巣しているケースもあります。
今回確認された蜂の特徴
キイロスズメバチは住宅周辺で最も相談が多い種類の一つです。働き蜂が増えると活動範囲も広くなり、人との距離が近くなることがあります。
モンスズメバチは暗い場所でも活動しやすく、屋根裏や床下などでも見られることがあります。今回のような狭い空間では特に注意が必要でした。
ドロバチは比較的おとなしい蜂ですが、建物の隙間や屋根裏を利用して巣を作ることがあります。
同じ建物でも種類ごとに営巣場所が異なることがあるため、一つの巣だけを見て作業を終えるのではなく、屋根裏全体を確認することが重要だと改めて感じた現場でした。
放置するとどうなるか
今回の現場では、屋根裏に5個以上の蜂の巣が確認されました。幸いにも外壁工事が始まる前に発見できましたが、もしそのまま気付かずに工事を続けていたら、作業員の方が刺される危険性も十分考えられました。
屋根裏は普段ほとんど確認する機会がありません。そのため、一度営巣されると蜂の数が増えても気付きにくく、気付いた頃にはかなり大きな巣へ成長していることがあります。
また、今回のように複数種類の蜂が利用している場合、一つの巣だけを取り除いても問題は解決しません。見えていない場所に別の巣が残っていれば、引き続き蜂が出入りする状況が続いてしまいます。
屋根裏の蜂は生活していて見つけることが難しいため、「最近屋根付近で蜂をよく見る」「同じ場所へ何度も出入りしている」という違和感があれば、一度確認してみることをおすすめします。
再発防止
今回の現場では、すべての蜂の巣を撤去したあと、蜂が利用していた換気口へ金網を設置しました。
屋根裏の蜂駆除では、巣を取ることだけでは十分ではありません。蜂が侵入できる経路がそのまま残っていると、翌年以降に新しい女王蜂が同じ場所を利用する可能性があります。
今回は換気機能を損なわないようにしながら、蜂だけが侵入できないようネットを設置しました。
現場によってはコーキングで塞ぐ方法もありますが、換気口には本来の役割があります。建物の構造を考えながら対策方法を選ぶことが大切です。
Bee Huntersでは、蜂を駆除するだけではなく、「なぜ蜂が入れたのか」「次にどうすれば再発を減らせるのか」という視点で現場を見るよう心掛けています。
伊豆市で屋根裏の蜂が多い理由
伊豆市は山林や自然が多く残る地域で、スズメバチにとって餌となる昆虫が豊富に生息しています。
また、築年数の経った住宅も多く、小さな隙間や換気口など、蜂が利用できる侵入口が残っている建物も少なくありません。
今回も屋根裏へ続く換気口が侵入口になっていましたが、外から見ただけでは気付けない大きさでした。
外壁工事や屋根工事のタイミングで初めて蜂の存在が分かるケースは現場でも珍しくありません。工事業者の方が異変に気付いてくださったことで、大きな事故を防ぐことができました。
今回学んだこと
今回改めて感じたのは、工事業者の方との連携の大切さです。
普段は見ることができない屋根や外壁付近を確認する機会があるため、工事中に蜂の異変へ気付くケースは意外と多くあります。
また、屋根裏ではキイロスズメバチだけではなく、モンスズメバチやドロバチも確認されました。
一種類だけと思い込まず、屋根裏全体を確認したことで5個以上の巣をすべて撤去することができました。現場では「見えているものだけがすべてではない」ということを改めて学ばせてもらった事例でした。
よくある質問
Q. 外壁工事で蜂が見つかることはありますか?
あります。普段見えない屋根や軒先を確認するため、工事中に初めて蜂の巣が見つかるケースは少なくありません。
Q. 屋根裏には何種類もの蜂が住むことがありますか?
今回のように複数種類が利用していることがあります。それぞれ営巣場所が少しずつ異なる場合もあります。
Q. モンスズメバチは屋根裏でも活動しますか?
比較的暗い場所でも活動するため、屋根裏での作業は特に慎重な判断が必要になります。
Q. 巣を取れば終わりですか?
侵入口が残っていると再び利用されることがあります。侵入口対策まで行うことで再発防止につながります。
Q. 工事前に点検した方が良いですか?
春から秋にかけて屋根や外壁工事を予定している場合は、一度蜂の出入りがないか確認しておくと安心です。
Q. ドロバチも駆除した方がいいですか?
場所や状況によります。生活動線に近い場所や工事の支障になる場合は対応を検討することがあります。
まとめ
今回の伊豆市の現場では、外壁工事をきっかけに屋根裏で蜂の出入りが見つかり、調査の結果、キイロスズメバチ・モンスズメバチ・ドロバチによる5個以上の巣を確認しました。
屋根裏は普段確認する機会が少ないため、蜂が長期間営巣していても気付きにくい場所です。今回は工事業者の方が異変に気付いてくださったことで、大きな事故につながる前に対応することができました。
すべての巣を撤去したあと、換気口へ金網を設置し、侵入口対策まで実施しています。屋根裏の蜂対策では、巣の撤去だけでなく「どこから入ったのか」を確認し、再発を防ぐことが重要です。
屋根付近で蜂が同じ場所へ何度も出入りしている場合は、屋根裏に巣がある可能性があります。今回のように早い段階で発見できれば、安全に工事を進められるだけでなく、大きな巣になる前に対応できるケースも少なくありません。
