伊豆の国市で、自宅隣のアパートの窓上に作られたコガタスズメバチの巣を駆除しました。今回の現場は、近くにある倉庫を解体する予定だったところ、作業業者さんが蜂の巣を発見し、「このままでは工事ができない」ということでご相談いただいた事例です。巣は20〜40cmほどの中型で、建物と周囲の樹木に隠れるような位置にありました。
結論からいうと、工事や解体の前には、建物そのものだけでなく周囲の蜂の出入りも確認しておくことが重要です。今回は飛んでいる蜂の数が多かったため、先に巣を撤去し、そのあと粘着シートを使って戻り蜂を少しずつ捕獲しました。最終的に約20匹を回収し、巣があった位置へ粘着シートを設置して作業を完了しています。
今回の現場
ご依頼先は伊豆の国市です。お客様の自宅隣にあるアパートの窓上にスズメバチの巣があり、近くの倉庫を解体する予定の業者さんが発見しました。工事中に蜂が飛び回る状態では作業員の安全を確保できないため、駆除が終わるまで解体工事を進められない状況でした。
現場で確認した蜂はコガタスズメバチ。巣はアパートの窓上に1個あり、大きさは20〜40cmほどでした。今回特に印象に残ったのは、巣の見つけにくさです。建物と周囲にある樹木がちょうど目線を遮る位置にあり、普通に立って見ただけでは巣が目に入りにくい場所でした。
現場情報
- 作業日:2026年8月10日
- 地域:伊豆の国市
- 蜂の種類:コガタスズメバチ
- 巣の大きさ:20〜40cm
- 巣の場所:アパートの窓上
- 建物:アパート
- 巣の個数:1個
- 作業時間:30〜60分
現場を見ると、飛んでいる蜂の数がかなり多い状態でした。この状況で先に戻り蜂だけを追いかけても効率が悪いため、まず巣本体を撤去することを優先しました。巣を制圧して取り除いたあと、周囲を飛んでいた蜂が元の位置へ戻ってくるのを確認しながら、粘着シートを使って少しずつ捕獲していきました。
最終的には約20匹の蜂を粘着シートで捕獲しました。その後、巣があった跡の位置に粘着シートを貼り付け、さらに戻ってくる蜂を回収できる状態にして作業を完了しています。
今回の群れは、コガタスズメバチとしてはかなり攻撃的な印象でした。巣を撤去したあとも蜂が強く向かってきて、駆除後にかなり攻撃を受けました。現場では蜂の種類だけでなく、巣の大きさ、働き蜂の数、時期、その群れの反応まで見ながら判断する必要があります。
「コガタスズメバチだから比較的おとなしい」と決めつけるのは危険だと、今回改めて感じました。数が増えてくると巣を守る蜂も増えるため、同じ種類でも現場によって反応は大きく変わります。
なぜこの場所に巣を作ったのか
今回の巣は、アパートの窓上に作られていました。窓の上部は雨が直接当たりにくく、建物の壁面によって風の影響も受けにくい場所です。こうした場所はコガタスズメバチが巣を維持しやすい条件になります。
さらに今回は、周囲の樹木と建物の位置関係が巣を見えにくくしていました。人の目線からちょうど隠れる位置にあり、うまいところに作ってあるなという印象です。蜂の気持ちになれば、雨を避けられ、人からも簡単に見つからない場所は選びたくなる環境だったと思います。
巣が見つかりにくいと、それだけ発見までの時間も長くなります。今回も解体業者さんが工事前に周囲を確認したことで発見されました。普段は目に入らない場所でも、工事や剪定などで人の動線が変わったときに初めて見つかるケースは現場でよくあります。
今回のコガタスズメバチの特徴
コガタスズメバチは、春に女王蜂が巣作りを始め、働き蜂が増えるにつれて巣も大きくなっていきます。初期巣は小さく蜂の数も少ないですが、夏になると働き蜂が増え、巣の周囲を飛ぶ蜂も目立つようになります。
今回の作業日は8月10日で、巣は20〜40cmほどまで成長していました。駆除後にも約20匹を捕獲していることから、巣の外で活動している働き蜂もかなりいた現場です。働き蜂が増える時期になると、巣へ近づいた際の反応も強くなることがあります。
注意点
蜂の種類だけで「おとなしい」「攻撃的」と決めつけないことが大切です。今回のコガタスズメバチは、巣を撤去したあともかなり強く攻撃してきました。蜂が多数飛んでいる場所には近づかず、工事や作業もいったん止めてください。
放置するとどうなるか
活動中の巣をそのままにすると、時期によってはさらに働き蜂が増え、巣の周囲を飛ぶ蜂も増える可能性があります。今回のように近くで倉庫の解体工事を予定している場合、振動や騒音、人の出入りが増えるため、蜂との接触機会も多くなります。
蜂の巣があるから必ず工事中に刺されるということではありませんが、作業員が巣の近くを何度も通る状態で工事を続けるのは安全とはいえません。今回、業者さんが作業前に発見して工事を止めた判断は重要だったと思います。
再発防止
今回は巣を撤去したあと、戻り蜂対策として粘着シートを使用しました。駆除時に外へ出ていた働き蜂は、巣がなくなっても元の場所へ戻ってくることがあります。そのため、撤去した瞬間にすべての蜂がいなくなるわけではありません。
現場では、飛んでいる蜂を少しずつ粘着シートで捕獲し、約20匹を回収しました。最後に巣があった位置へ粘着シートを貼り付け、あとから戻ってくる蜂も捕獲できるようにしています。
今回のような現場では、次の点を確認しておくと早期発見につながります。
- 工事前に建物周辺を一度見回す
- 窓上や軒下など、雨を避けられる場所を確認する
- 樹木の陰に隠れた壁面も見る
- 同じ場所へ繰り返し蜂が出入りしていないか確認する
特に解体や外壁工事では、普段人が近づかない場所へ作業員が入ります。工事開始後に蜂の巣を見つけるより、事前確認の段階で発見できた方が安全に対応しやすくなります。
伊豆の国市の住宅環境と蜂
伊豆の国市は住宅地の周囲にも樹木や緑が見られ、戸建てやアパートなどの建物と自然環境が近い場所があります。こうした環境では、スズメバチが餌を探しながら住宅周辺へ飛来し、軒下や窓上などの雨を避けられる場所を営巣場所として利用することがあります。
今回の現場では、建物そのものに加えて周囲の樹木が巣を見えにくくしていました。住宅と緑が近い場所では、建物だけを見るのではなく、木の枝越しに見える壁面や軒下まで確認することも大切です。
特に工事や解体、剪定などを予定している場合は、作業前に蜂が一定方向へ飛んでいないかを見るだけでも違います。巣そのものが見えなくても、蜂の出入りから存在に気付けることがあります。
今回学んだこと
今回の現場で改めて感じたのは、コガタスズメバチでも群れによって反応が大きく違うということです。今回は巣を撤去したあとにもかなり強く攻撃され、戻り蜂も約20匹捕獲しました。
数が増えてくると、それだけ巣を守る働き蜂も増えます。種類だけで危険度を決めるのではなく、その場の蜂の数と動きを見ることが重要です。また、建物と樹木に隠れる場所は本当に見つけにくいため、工事前の確認が結果的に大きな安全対策になると感じた現場でした。
よくある質問
Q. 工事前に蜂の巣が見つかったら工事を続けても大丈夫ですか?
巣の位置と作業範囲が近い場合は、いったん作業を止めた方が安全です。解体や外壁工事では振動や人の移動が増えるため、蜂を刺激する可能性があります。今回も駆除が完了するまで工事を進められない状況でした。
Q. コガタスズメバチはおとなしい蜂ですか?
一般的な傾向だけで安全とは判断できません。今回の群れはコガタスズメバチとしてはかなり攻撃的で、巣を撤去したあとも強く向かってきました。巣の規模や働き蜂の数、時期によって反応は変わります。
Q. 巣を取ったあとも蜂が飛んでいるのはなぜですか?
駆除時に外へ出ていた働き蜂が、元の巣の位置へ戻ってくるためです。今回も巣を撤去したあとにかなりの蜂が戻り、粘着シートを使って最終的に約20匹を捕獲しました。
Q. 窓の上にある巣は見つけにくいですか?
周囲の建物や樹木、見る角度によってはかなり見えにくくなります。今回も建物と樹木によって目線からちょうど隠れる位置でした。巣そのものより、蜂が同じ場所へ出入りしていないかを見ることも発見の手がかりになります。
Q. 解体工事前にどこを確認すればいいですか?
軒下、窓上、外壁の陰、庭木や樹木で隠れている場所などを確認してください。巣が見えなくても、蜂が何度も同じ場所へ飛んでいれば、その付近に巣がある可能性があります。無理に近づいて探す必要はありません。
まとめ
今回は伊豆の国市で、自宅隣のアパートの窓上に作られた20〜40cmほどのコガタスズメバチの巣を駆除しました。近くの倉庫解体を予定していた業者さんが発見し、駆除が終わるまで工事を進められない状況だった現場です。
飛んでいる蜂が多かったため、先に巣を撤去し、その後は粘着シートで戻り蜂を少しずつ捕獲しました。約20匹を回収したあと、巣があった位置へ粘着シートを設置して作業を完了しています。
今回のポイントは、建物と樹木に隠れた場所では巣が大きくなっても見つけにくいことと、同じコガタスズメバチでも群れによって攻撃性が異なることです。解体や剪定など普段と違う作業を始める前には、建物周辺を確認し、蜂の出入りがないかを見ることが安全対策につながります。
