富士宮アシナガバチ駆除

富士宮市で賃貸物件のアシナガバチ駆除をご依頼いただきました。ご相談内容は「物件案内をする予定だったが、軒下に蜂の巣があり困っている」というものでした。

現場へ到着すると、お客様がおっしゃっていた軒下には確かにアシナガバチの巣がありました。しかし、現場を見た瞬間に「これだけでは終わらないかもしれない」と感じました。

しばらく人が住んでいない様子があり、建物は木造で築年数もかなり経過しています。こうした住宅は、蜂にとって営巣しやすい条件がそろっていることが多く、一つ見つかった場合は周囲も確認するようにしています。

結果として、お客様が気付いていた巣は一つだけでしたが、建物全体を調査すると合計12個のアシナガバチの巣を発見しました。現場でもここまでまとまって見つかるケースは決して多くありません。

今回の現場

今回ご依頼いただいたのは、富士宮市にある賃貸用の戸建て住宅でした。

物件を案内する予定があり、その前に建物を確認したところ、軒下に蜂の巣を発見されたそうです。このままでは内覧に来られる方へ安心して案内できないということで、ご相談をいただきました。

まずはご指定いただいた軒下の蜂の巣を確認しました。まだそれほど大きな巣ではありませんでしたが、すでに働き蜂が活動しており、放置すればさらに蜂の数が増えていたと思われます。

しかし、現場の雰囲気を見ていて少し違和感がありました。

建物全体を見ると、外壁や軒天には経年劣化が見られ、人の出入りも長期間なかった様子です。庭木も伸び始めており、建物全体が静かな環境になっていました。

現場でよく見るケースですが、このような住宅では一つだけ巣があるというより、「あちこちに営巣している」ことが少なくありません。

そこでお客様へ、「他にも巣があるかもしれないので、一度建物全体を見てもよろしいでしょうか」とご提案し、外周を一周しながら細かく確認していきました。

すると、軒下だけではありませんでした。

雨戸の裏、換気口付近、屋根の出っ張り、雨樋の裏など、蜂が好みそうな場所を順番に見ていくと、次々に巣が見つかりました。

最終的に確認できた巣は12個。

お客様も「そんなにあったんですか」と非常に驚かれていました。

これだけの数ができていた理由は明確でした。

人の出入りが少なく、建物全体が静かで、雨風をしのげる場所が多いこと。そして築年数が経っている木造住宅特有の小さな隙間や凹凸が、アシナガバチにとって非常に居心地の良い環境になっていました。

蜂の気持ちになれば選びたくなる場所でした。

見つかった12個すべての巣を順番に駆除し、その後は建物全体へ忌避剤を散布しました。

お客様は「一つだけ取れば終わりだと思っていたので、全部見てもらって本当に良かった」と安心された様子でした。

実際、一つだけ駆除して帰っていたら、数日後には別の巣が問題になっていた可能性もあります。

なぜ12個もの蜂の巣ができたのか

今回の現場では、一番印象的だったのは「一つ見つかったら終わりではない」ということでした。

アシナガバチは、一匹の女王蜂が一つの巣を作ります。そのため、建物の周囲に営巣しやすい環境があると、複数の女王蜂がそれぞれ別々の場所へ巣を作ることがあります。

特に今回のような空室期間が長い住宅では、人が歩く振動や生活音が少ないため、蜂も安心して巣作りを進めることができます。

さらに木造住宅は軒下や出っ張りが多く、雨風を避けられる場所がたくさんあります。

今回見つかった12個も、それぞれ数メートル離れた場所に作られており、一つの巨大な巣ではなく、小さな巣が点在している状態でした。

これはアシナガバチでは珍しくない現場であり、一つ見つけたら他も探すというのが、私たちが現場で心掛けていることの一つです。

アシナガバチの特徴

アシナガバチは春から初夏にかけて女王蜂が単独で巣を作り始めます。

最初は数匹しかいませんが、6月から7月にかけて働き蜂が増え始め、一気に活動が活発になります。

巣は軒下、シャッターボックス、室外機、換気口、雨樋の裏など、人から見えにくい場所へ作られることが多く、気付いた時には蜂が何匹も飛んでいるというケースも珍しくありません。

今回も依頼は一つの巣でしたが、実際には12個見つかりました。

現場経験から言えることですが、一つ見つけた時は「他にもあるかもしれない」という視点で建物全体を見てみることが、とても大切だと感じています。

放置するとどうなるか

今回見つかった巣は比較的小さいものが中心でしたが、それでも12個もあれば建物全体でかなりの数のアシナガバチが生活していたことになります。

アシナガバチは一つひとつの巣は大きくなくても、働き蜂は毎日のように増えていきます。最初は数匹しか飛んでいなかった場所でも、数週間後には出入りする蜂が何倍にも増えていることがあります。

特に賃貸物件では、内覧に来られた方や管理のために訪れた方が、知らずに軒下や雨戸付近へ近づくことがあります。蜂の巣に気付かず近づいてしまうと、人が攻撃しているつもりがなくても、蜂は巣を守ろうとして警戒することがあります。

また、一つだけ駆除して安心してしまうと、建物の反対側や高い場所に残っている巣がそのまま成長してしまうケースも少なくありません。

現場でもよくありますが、「前回違う場所を駆除してもらったのに、また蜂がいる」というご相談は珍しくありません。実際には新しく巣を作ったのではなく、最初から別の場所にも巣があったということもあります。

だからこそ、今回のように一つ見つけた時には建物全体を確認することが大切だと考えています。

再発防止

今回の現場では、12個すべての巣を撤去したあと、建物全体へ忌避剤を散布しました。

お客様からは「できるだけ今後も蜂の巣ができないようにしたい」とご相談いただいていたため、建物全体を対象に予防を行っています。

ただ、今回の現場を見ていて改めて感じたのは、忌避剤だけですべてを防ぐことは難しいということです。

築年数が経過した木造住宅では、小さな隙間や軒下など、蜂が利用できる場所が数多くあります。そのため、一度散布したから絶対に巣ができないというものではありません。

可能であれば定期的に建物の状態を確認し、人の出入りを増やすことも予防につながります。

空き家や賃貸物件では難しい場合もありますが、シーズン中に数回見回るだけでも早期発見につながります。

Bee Huntersでは、駆除だけではなく「次に同じことが起きにくくするにはどうすればよいか」という視点も大切にしています。

富士宮市で起こりやすい理由

富士宮市は自然が豊かで、住宅街の近くにも林や畑が多く残っています。

アシナガバチにとっては餌となる昆虫も多く、巣を作る場所さえあれば生活しやすい環境です。

また、昔からある木造住宅も多く、軒下や出っ張り、雨樋など蜂が好む場所が多い地域でもあります。

今回のような空室期間の長い賃貸住宅では、人の生活音がなくなることで蜂が安心して巣を作れる環境になっていました。

地域性だけが原因ではありませんが、自然環境と住宅環境が重なることで、蜂にとって住みやすい条件が整いやすい地域だと感じています。

今回学んだこと

今回の現場で改めて感じたのは、「一つ見つけたら終わりではない」ということです。

もし最初に見つけた巣だけを駆除して帰っていたら、残り11個はそのまま成長していた可能性があります。

現場で実際に建物全体を歩いて確認したことで、12個すべての巣を見つけることができました。

蜂の巣は目立つ場所だけにあるとは限りません。少し視点を変えて見るだけで、思わぬ場所から見つかることもあります。

今回のような経験は、今後の現場でも活かしていきたいと思います。

よくある質問

Q. 一つ蜂の巣を見つけたら他にもありますか?
必ずあるとは限りませんが、今回のように複数の巣が見つかるケースもあります。一度建物全体を確認すると安心です。

Q. 空き家は蜂の巣ができやすいですか?
人の出入りが少なく、静かな環境になるため営巣されやすい傾向があります。

Q. アシナガバチは毎年同じ場所に巣を作りますか?
環境が変わらなければ、近くに新しい巣を作ることがあります。

Q. 忌避剤だけで防げますか?
予防効果は期待できますが、建物の状態や周辺環境によっては継続的な管理も大切です。

Q. 内覧前に点検した方がいいですか?
春から夏にかけては、一度建物の外周を確認しておくと安心です。

Q. アシナガバチはどんな場所を好みますか?
軒下、雨樋の裏、換気口、シャッターボックスなど、雨風を避けられる場所を選ぶことが多いです。

まとめ

今回の富士宮市の現場では、最初のご依頼は軒下にできた一つのアシナガバチの巣でした。しかし、建物全体を点検した結果、合計12個もの蜂の巣が見つかりました。

長期間人が住んでいない木造住宅は、蜂にとって非常に営巣しやすい環境になることがあります。今回のように一つ見つかった場合は、周囲にも巣がないか確認することが重要だと改めて感じました。

すべての巣を撤去し、最後に忌避剤を散布して作業を終了しましたが、建物の管理状況によっては今後も継続した確認が必要になることもあります。

賃貸物件や空き家では、内覧前や管理のタイミングで建物の周囲を一度見回ってみるだけでも、早期発見につながります。今回の現場は、「一つ見つけたら他にもあるかもしれない」ということを改めて教えてくれた事例でした。