富士市で庭木の中にコガタスズメバチの巣|草刈り中に襲われて見つかった事例

富士市の戸建て住宅で、庭木の植え込みの中に作られたコガタスズメバチの巣を駆除しました。今回のポイントは、普段は人が住んでいないご実家の手入れに訪れ、草刈りをしようとした際に蜂に襲われて巣の存在に気付いたことです。巣は20〜40cmほどの中型で、少しうっそうとした植え込みの中に隠れるように作られていました。

結論からいうと、庭木の植え込みは「上から雨や直射日光を防げる状態」になると、スズメバチが巣を作りやすい環境になることがあります。今回は駆除と巣の撤去に加え、戻り蜂対策として巣があった位置に粘着シートを設置しました。また、今後の予防として植え込み上部を強めに刈り込み、蜂の巣の“屋根”になる部分を作らない管理方法をお伝えしました。

今回の現場

ご依頼先は富士市の戸建て住宅です。普段は人が住んでいないご実家で、お客様が庭の手入れのために訪れた際、植え込みの草刈りをしようとしてスズメバチに襲われました。そこで庭木の中を確認したところ、大きな巣があることに気付き、ご依頼いただきました。

現場で確認した蜂はコガタスズメバチ。巣は20〜40cmほどの中型で、庭木の植え込みの中に1個作られていました。外から普通に眺めただけでは巣全体が見えにくく、枝葉が重なった奥に巣がある状態でした。

現場情報

  • 作業日:2026年8月2日
  • 地域:富士市
  • 蜂の種類:コガタスズメバチ
  • 巣の大きさ:20〜40cm
  • 巣の場所:庭木の植え込み
  • 建物:戸建て住宅
  • 作業時間:30〜60分

このような場所では、いきなり枝を揺らしたり草刈り機を入れたりすると、巣に振動が伝わります。今回も「草刈りをしようとして襲われた」という状況だったため、作業前には巣と蜂の動きを確認し、できるだけ植え込みを刺激しないことが重要でした。

駆除では、まずロングノズルを使用し、巣から距離を確保しながら慎重に蜂を制圧しました。蜂の活動を抑えたあと、巣を取り出すために必要な範囲だけ庭木を少し伐採しています。植え込みの中にある巣は、周囲の枝葉が邪魔になり、そのままでは安全に取り出せないことがあります。そのため、巣までの作業動線を作りながら撤去しました。

巣を取り除いた後も、その場で作業終了ではありません。外へ出ていた働き蜂が元の巣へ戻ってくる「戻り蜂」がいるため、今回は巣があった位置に粘着シートを設置しました。戻ってきた蜂をその場所で捕獲するための対策です。

今回特に気になったのは、植え込みが少しうっそうとしていたことでした。普段人が住んでいない住宅では、庭木の手入れの間隔が空きやすく、枝葉が密集しやすくなります。枝葉が上部を覆うと、雨や直射日光を防ぐ天然の屋根のような空間ができます。現場を見たときも「ここは蜂が好きそうだな」と感じる状態でした。

そのため、お客様には駆除だけでなく今後の植え込みの手入れ方法もお伝えしました。基本は、植え込みの上部を強めに刈り取ることです。上から覆う枝葉を減らし、スズメバチの巣にとって都合のよい屋根を作らせないことが重要です。

なぜ庭木の植え込みに巣を作るのか

コガタスズメバチは、庭木や生け垣などにも巣を作ることがあります。特に枝葉が密集した植え込みは、外から巣を見つけにくく、雨や強い日差しを避けやすいため、営巣場所として条件が整いやすくなります。

今回の現場では、植え込みが少しうっそうとしており、上部の枝葉が巣を覆うような状態でした。これは蜂にとって「屋根」があるのと似た環境です。巣を外敵や天候から守りながら活動できるため、選ばれた可能性があります。

また、普段人が住んでいない住宅では、人の出入りや庭仕事による振動も少なくなります。蜂からすると、頻繁に邪魔されない場所になります。庭木そのものが悪いわけではありませんが、「枝葉が密集して中が見えない」「上部が覆われている」「長期間人が入らない」という条件が重なると、巣が大きくなるまで気付かないことがあります。

今回のコガタスズメバチの特徴

コガタスズメバチは、春に女王蜂が単独で巣作りを始め、その後働き蜂が増えるにつれて巣も大きくなっていきます。初期巣の段階では蜂の数も少ないですが、夏には働き蜂の活動が活発になります。

今回の作業日は8月2日で、巣は20〜40cmほどまで成長していました。この時期は働き蜂が巣の周囲を飛び、巣を守る活動も見られます。庭木の中に巣がある場合、外側から巣が見えていなくても、枝葉に触れたり草刈りをしたりすることで巣を刺激することがあります。

注意点

蜂を1匹見ただけで巣の位置を探そうとして、植え込みの中へ顔や手を入れるのは避けてください。庭木の中は逃げ道が狭くなりやすいため、蜂が繰り返し同じ場所へ出入りしている場合は、無理に奥まで確認しないことが大切です。

放置するとどうなるか

活動中の巣をそのままにすると、時期によっては働き蜂が増え、巣もさらに成長します。庭木の巣で特に問題になるのは、草刈りや剪定の際に知らずに巣へ接近してしまうことです。

今回も、普段は人が住んでいないため日常生活では問題が表面化していませんでしたが、庭を手入れしようとした瞬間に蜂と接触しました。巣があるからといって常に襲われるわけではありませんが、植え込みを揺らす作業では蜂が巣を守るために反応する可能性があります。

そのため、久しぶりに空き家や実家の庭を手入れするときは、いきなり刈り始めるのではなく、まず庭木の周囲に蜂の出入りがないか数分確認することが早期発見につながります。

再発防止

今回の再発防止では、まず巣を撤去した場所に粘着シートを設置しました。これは、駆除作業時に巣の外に出ていた戻り蜂への対策です。巣がなくなっても、外にいた働き蜂は元の位置へ戻ってくることがあるため、巣があった場所を利用して捕獲します。

そして、今後新しい巣を作られにくくするうえで重要なのが植え込みの管理です。今回、お客様には「植え込みの上部を強めに刈る」ことをお伝えしました。

再発防止で意識したいポイントは次の3つです。

  • 植え込み上部の枝葉を強めに刈り、屋根状にしない
  • 枝葉を密集させすぎず、中の様子を確認できる状態にする
  • 久しぶりに庭仕事をするときは、作業前に蜂の出入りを確認する

すべての庭木を大きく切る必要はありません。重要なのは、枝葉が巣をすっぽり覆う環境を長期間作らないことです。今回のような植え込みでは、上側を適度に開けることで日光や雨が入りやすくなり、同時に人からも内部を確認しやすくなります。

富士市の住宅環境と蜂

富士市は住宅地の中にも庭木や植え込みのある戸建てが多く、場所によっては自然環境とも近い地域です。こうした環境では、住宅の庭にもさまざまな昆虫が入り、スズメバチが巣作りの場所を探すことがあります。

特に今回のように、普段人が住んでいない実家や空き家では、庭木の管理頻度が下がりやすい点に注意が必要です。数週間、数か月と剪定をしない間に枝葉が茂ると、外側から内部が見えにくくなります。

蜂の巣対策というと軒下や屋根裏に目が向きがちですが、現場では庭木の植え込みも確認しておきたい場所です。富士市で久しぶりに実家や空き家の庭を手入れする場合は、作業開始前に庭木の周囲を一周し、同じ場所へ出入りする蜂がいないかを見るだけでも違います。

今回学んだこと

今回の現場で改めて感じたのは、蜂の巣は「人が普段見ない場所」で気付かないうちに成長するということです。お客様も草刈りを始めようとして初めて蜂に襲われ、巣の存在を知りました。

また、駆除だけでなく、その場所がなぜ選ばれたのかを考えることも再発防止には重要です。今回でいえば、少しうっそうとした植え込みと、上部を覆う枝葉でした。巣を撤去して終わりではなく、「スズメバチの巣の屋根を作らせない」という視点で庭木を管理することが、次の営巣を防ぐための一つの方法だと改めて感じた現場でした。

よくある質問

Q. 庭木の中にもスズメバチは巣を作りますか?

はい。コガタスズメバチは庭木や生け垣などに巣を作ることがあります。特に枝葉が密集し、雨や直射日光を避けられる場所は営巣場所として選ばれることがあります。外から巣が見えなくても、同じ場所へ蜂が出入りしている場合は注意してください。

Q. 草刈り前に蜂の巣を見つける方法はありますか?

作業を始める前に数分間、庭木や植え込みの周囲を離れた場所から観察してください。蜂が同じ方向へ繰り返し出入りしている場合、その付近に巣がある可能性があります。枝を揺らしたり、植え込みの中へ手を入れて確認したりしないことが重要です。

Q. なぜ植え込みの上部を強く刈るのですか?

上部の枝葉が密集すると、雨や直射日光を防ぐ屋根のような空間になります。今回の現場では、この環境を作りにくくするため、上側を強めに刈る管理方法をお伝えしました。内部も見えやすくなるため、巣の早期発見にもつながります。

Q. 巣を撤去した後も蜂が戻ってくることはありますか?

あります。駆除時に巣の外へ出ていた働き蜂が、巣のあった場所へ戻ってくることがあります。これを戻り蜂と呼びます。今回は巣があった位置に粘着シートを設置し、戻ってきた蜂を捕獲する対策を行いました。

Q. 普段誰も住んでいない実家では何を確認すればいいですか?

久しぶりに訪れた際は、軒下や物置だけでなく、庭木、生け垣、植え込みも確認してください。特に草刈りや剪定を始める前に、蜂が一定方向へ飛んでいないかを見ることが重要です。巣を見つけた場合は、植え込みを揺らさず距離を取ってください。

まとめ

今回は富士市の戸建て住宅で、庭木の植え込みに作られたコガタスズメバチの巣を駆除しました。普段は人が住んでいないご実家で、庭の手入れをしようとした際に蜂に襲われ、20〜40cmほどの巣が見つかった事例です。

作業ではロングノズルを使って慎重に巣を制圧し、必要な範囲の庭木を少し伐採して巣を撤去しました。さらに、戻り蜂対策として巣があった位置へ粘着シートを設置しています。

今回の現場で重要だったのは、駆除後の植え込み管理です。枝葉が密集して上部が覆われると、蜂にとって雨や日差しを避けられる環境になります。植え込みの上部を適度に刈り、巣の「屋根」になる空間を作らせないこと、そして久しぶりに庭仕事をするときは作業前に蜂の出入りを確認することが、早期発見と再発防止につながります。